操作マニュアル - 2.コンテナ・トラック積付/外装箱・パレット混載積付シミュレーション
3.最適化設定条件の説明
各エンジンと最適化設定条件の説明
1エンジン毎設定できる条件
各エンジンの特徴
C-エンジン1(荷纏め優先エンジン)
同一サイズの製品を纏めることを優先して積載するアルゴリズムです。
「残り空間はどれくらいあるか」「同じサイズの製品は後いくつでブロックとなるか」がイメージしやすいです。
C-エンジン2(汎用エンジン)
同一製品をまとめながらも高い重点率を優先するアルゴリズムです。
幅広い業界に適した汎用性があります。
C-エンジン3(機械装置向け積みエンジン)
大きな製品をコンテナ内に左右2列で配置するアルゴリズムです。
電子・自動車・機械部品のようなサイズの大きいものに適します。
上下の組み合わせ条件や、柱重量の制限ができます。
最適化条件設定
エンジンによって、設定できる計算条件が異なります。
最適化設定条件 | エンジン種類 | ||
1 | 2 | 3 | |
① 内寸高さ制限(単位:mm) | ○ | ○ | ○ |
② 貨物配置L寸の配置方法 | ○ | ○ | ○ |
③ 上下はみ出し許容面積比率(単位:%) | - | ○ | - |
④ 前後区分(積順) | - | - | ○ |
⑤ 上下段積み設定 | - | - | ○ |
⑥ はみ出し許容サイズ(単位:mm) | - | - | ○ |
⑦ 柱合計制限重量(単位:Kg) | - | - | ○ |
⑧ 許容重量差(単位:Kg) | - | - | ○ |
2最適化設定条件の詳細説明
① 内寸高さ制限(単位:mm) |
輸送機器の内寸高さを変更するパラメーターです。
例A コンテナの有効高さを低くしたい場合、 内寸高さ制限を正数の値を入力 |
例B コンテナの有効高さを高くしたい場合、 内寸高さ制限を負数の値を入力 |
下図のようにコンテナ内寸高さを500mm低くしたい場合、内寸高さ制限=「500」を入力してください | 下図のようにコンテナ内寸高さを500mm高くしたい場合、内寸高さ制限=「-500」を入力してください |
② 貨物配置L寸の配置方法 |
<コンテナに対して垂直>または<コンテナに対して平行>が指定できます。
※ 製品の回転方式が「水平回転不可」の場合のみ有効
※ 製品の回転方式が「水平回転不可」の場合のみ有効
<コンテナに対して垂直> | <コンテナに対して平行> |
③ 上下はみ出し許容面積比率(単位:%) |
上段製品が下段製品よりはみ出した場合の許容面積が指定できます。
上段製品が、下段製品よりはみ出ている部分の自身面積比率を%で設定してください。 (0%〜50%まで設定可能) ※はみ出し不可の場合は「0」と入力してください。 |
④ 前後区分(積順) |
積込の順番を指定するパラメータです。
積み込み場所が異なる場合、または荷下ろし場所が複数個所ある場合に、製品の積込の順番を指定できます。 ※ データ作成時に積順をセットする必要があります |
⑤ 上下段積み設定 |
上下段積み製品の大きさを制限するパラメータです。
上段の製品が下段よりはみ出し可否かを設定します。 ※はみ出し可能の場合(左記のb、cと設定した際)、 ⑥のはみ出し許容サイズ範囲内で上下段積載可能です。 |
⑥ はみ出し許容サイズ(単位:mm) |
⑤の上下段積み設定がb、cの場合、はみ出しできる長さをmm単位で指定できます。
はみ出し制限長さをmm単位で入力してください。 |
⑦ 柱合計制限重量(単位:Kg) |
上下段積みしている製品の合計重量の最大値を指定できます。
上下段積みしている製品の合計重量の制限値を指定します。 例)2t(トン)まで |
⑧ 許容重量差(単位:Kg)) |
上下段積みしている製品の重量差の許容範囲が指定できます。
上下段積みしている製品の重量が逆転する場合の重量差を指定してください。 ※上にある製品が下にある製品より重いことを許可する |